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VarjoがXR-3およびVR-3ヘッドセットを発表 次世代の没入型テクノロジーをあらゆる業界へ

Varjoの最新プロフェッショナル向けデバイスは、強化された人間の目レベルの解像度、広い視野、エンタープライズアプリケーションにおける没入感をさらに向上させるXR-3複合現実奥行き認識、ヘッドセットの正確な位置を計測するインサイドアウトトラッキングにより従来の2倍のパフォーマンスを提供します。新価格でプロフェッショナルに向けた普及をさらに加速します。

 

[フィンランド・ヘルシンキ発、 2020年12月1日]高性能VR・XR (仮想現実・仮想現実などの各種「リアリティ」技術) ハードウェア及びソフトウェアの先駆者であるVarjo™は、人間の目と同様の解像度を持つ次世代のXR / VR ヘッドセットXR-3およびVR-3の発売を発表しました。 これら2つの新しいプロフェッショナル向けのヘッドセットは、訓練やシミュレーション、設計、工学、医療や研究など、高度な精度が必要とされる業界へ卓越した視覚的忠実度を提供することを約束します。XRシリーズ製品ラインの最新デバイスとしてVarjoの「解像度革命」を継承していきます。

 

仮想現実と複合現実のユースケースの需要が高まり続けています。特に世界の多くの企業が業務をリモート作業へと移行し継続していく中で、Varjoの最新製品はあらゆる業界においてXR・VRの導入を普及・促進するために必要な最先端ツールを提供します。 人間の目と同様の解像度、115度の視野、ハンドトラッキング、XR-3インサイドアウトトラッキング、ピクセル単位での完璧な複合現実奥行き認識、これらの機能の搭載により、利用者は完全な没入型の環境下で最高レベルのパフォーマンスを発揮することができます。

 

「私たちのチームは、2020年を通して休むことなくこの最新技術と向かい合い、挑み続けており、XRとVRにおける可能性の限界点を引き上げています。 新しいXR-3とVR-3は現時点で最も先進的で妥協のないデバイスであり、あらゆるプロフェッショナルなワークフローに適しています」と、Varjoの創設者兼最高イノベーション責任者であるウルホ・コントリ氏は語ります。「LiDARとRGBビデオを組み合わせXR-3に奥行き認識を搭載し、これまでに先例のないリアルな複合現実体験が可能になった事にはかなり興奮しています。 高性能のXRを備えたVarjoは、プロフェッショナルな没入型コンピューティングの新しいスタンダードを定義し、クラウド対応の複合現実環境での協働を可能とするワークプレースへの道を切り開いていきます。」

 

 

XR-3およびVR-3には、新しいプロフェッショナルアプリケーションが搭載され、現実さながらの仮想現実と複合現実が身近なものとなっています。 たとえば、新しいヘッドセットは航空機の操縦士や客室乗務員に比類のないレベルの現実感を提供し、厳格さを求められる訓練やシミュレーションに必要な感覚と環境を再現できます。 またデザイナーやクリエイティブにおいては、完璧な3D視覚化を体験できます。つまり、質感、反射、色、テキスト、曲率、形状の角度をヘッドセットの広色域で驚くほど鮮明に見ることができます。 他にも緊急対応要員や外科チームは、没入型の現実で一緒に訓練することで、あらゆる医療シナリオに対する作業方法、コミュニケーション、準備における作業工程の確認・改善ができます。

 

 

XR-3とVR-3の両方の主な機能

 

  •   115度の視野で業界最高の解像度。 前世代と比較して2倍の面積の人間の目の解像度領域(70ピクセル以上)を搭載したVarjoのBionicDisplay™により実現可能となりました。 ヘッドセットは、フレーム全体で超高解像度と現実世界を反映した色彩精度をサポート。

 

  •   パフォーマンス2倍で現実性と視覚的な明瞭さのレベルが向上。 XR-3およびVR-3は、リフレッシュレート90 Hz、ヘッドセットに搭載された最大200HzのXR / VR世界最速かつ最も正確な視線追跡機能、フォービエイテッド・レンダリングによりユーザーに最適化された超高解像度を提供します。 またどちらのデバイスも自然な動作操作が可能なUltraleap™ハンドトラッキングを搭載。

  •   3点精密フィットヘッドバンド、40%軽量化、眼精疲労やシミュレータ酔いを解消する超ワイド光学設計により快適性と使いやすさが向上。

 

  •     ソフトウェア互換性。Unity™、Unreal Engine™、OpenXR 1.0、およびAutodesk VRED™、Lockheed Martin Prepar3d™、VBS BlueIG™、FlightSafetyVital™を含む数百の産業用3Dエンジンおよびアプリケーションとのソフトウェア互換性に対応。

 

 

XR-3の主な機能

 

  •   LiDARとステレオRGBパススルーによる業界初の奥行き認識により、完全なオクルージョンと現実世界の再構築が可能となり、現実と仮想のシームレスな融合を実現。

  •   利用環境下でXR-3の正確な位置を計測できるインサイドアウトトラッキングを搭載。 これによりトラッキング精度が大幅に向上し、ベースステーションが不要になります。SteamVR™トラッキングと併用すると、複合現実でのトラッキング精度が向上し、仮想の対象物の位置が特定されるため、対象物が常に適切な場所に配置されます。

 

 

VR-3およびXR-3の発売に伴い、Varjoはこれまでのソフトウェアとサポートサービスに代わるVarjoサブスクリプションを導入します。これにより今後は専用ポータルからVarjoソフトウェアをより容易に入手、効率的に管理できるようになります。


Varjo XR-3は、$ 1,495(USD/EUR)~/1年間のサブスクリプションに加え$ 5,495(USD/EUR)でエンタープライズ購入が可能です。 Varjo VR-3は、$ 795~/1年間のサブスクリプションに加え$ 3,195(USD/EUR)で購入が可能です。 Varjoはこの新しい価格帯で、没入型テクノロジーのあらゆる職場への普及を促進していきます。

 

XR-3およびVR-3ヘッドセットはvarjo.comより注文、もしくは正規販売代理店にて注文できます。2021年初頭より出荷開始予定です。

 

 

 Varjoについて:

 

Varjo(ヴァルヨと発音)はヘルシンキに本社を置いています。世界で最も先進的なVR・XRハードウェア及びソフトウェアをプロフェッショナル向けに開発し、現実世界と仮想世界を人間の目の解像度でシームレスに統合していきます。 詳しくは www.varjo.comをご覧下さい。

 

 

顧客 & パートナーからのコメント 

 

「パイロット向けの効果的な複合現実訓練には、かなり高度な忠実度が要求されます。 Varjo XR-3を使用する事で、Prepar3D v5.1のリアルさがさらに向上し、任務や業務の遂行に必要不可欠な場面の状況を再現する際の無駄が省けます。 Prepar3Dv5.1はVarjoXR-3をサポートし、すべてのタイプのパイロットに手頃な価格で効率的な訓練オプションを提供しています。」 ーロッキード・マーティン社、Prepar3Dエンジニアリングプログラムマネージャーのクリス・メタル氏

 

 

「Varjo XR-3は、軍事訓練とシミュレーションにおいて大きな前進と言えるでしょう。Varjo XR-3は、ARからVRまで複合現実のツールを完全にサポートしています。それにより弊社のVBS4やVBS BlueIGなどのアプリケーションにおいて、前例のないレベルで現実と仮想を組み合わせることができるようになりました。」 –ボヘミア・インタラクティブ・シミュレーション社の最高商務責任者、ピート・モリソン氏

 

「実際に予想される展開を再現できる没入型シミュレーション訓練は、医療従事者や医療を学ぶ学生が患者への最適なケアができるようになるために不可欠なものです」とレールダル社、患者ケア担当副社長のイングリッド・レールダル氏は述べています。「私たちは新しいテクノロジーが医療従事者のより効率的で効果的な訓練を可能にし、それが患者の転帰の改善につながることを常に模索しています。 Varjoの最新のヘッドセットを使用すると、忠実度の高いシミュレーション訓練に加え新しいレベルの現実感、没入感、感情的なエンゲージメントを取り入れることができ、時に学習者はヘッドセットを装着していることさえ忘れることがあります。」

 

「正しい決定を下すには、細部が重要なのです」と、オートデスク社、シニアプロダクトマネージャーのルーカス・ファース氏。 「AutodeskVREDと一緒に使用されるVarjoのVR-3およびXR-3ヘッドセットは、仮想プロトタイピングのクリエイティブに無限の可能性を与え、設計とクリエイティブ業務に革命をもたらしています。 使用者は最も自然な形で複合・仮想現実環境に没入し、超現実的な3D設定でフレーム全範囲を通してデザインを視覚化できるのです。」

 

「Unreal EngineとVarjoのXRおよびVRヘッドセットが組み合わさったことで、これまでユースケースで難易度の高かった没入型テクノロジーを実現することができました」とEpic Games社、シミュレーション業界のマネージャーであるセバスチャン・ロゼ氏は言います。 「私たちは、Varjoの人間の目レベルの解像度をもつXR / VRの次世代製品ラインでコラボレーションを深められる事にとても興奮しています。 XR-3とVR-3をUnreal Engineと組み合わせると、クリエイターは前例のないレベルのビジュアルパフォーマンスを表現でき、その没入度は次世代レベルの感覚です。 AR / VRソフトウェア開発を標準化するためにOpenXRの周辺作業をVarjoとEpic Gamesは協力することですべての職場環境で高性能XR / VRシミュレーションが行える最先端の環境にいます。」

 

 

「人間の目の解像度を持つVRデバイスにより、ボーイング・スターライナーの宇宙飛行士は、物理的なシミュレーターに座っているのと同じレベルの環境とインタラクション性で、遠隔訓練に参加できるようになりました」とボーイング社、製品スペシャリストのコニー・ミラー氏は言います。「ご想像のとおり宇宙飛行士は、航空機を手やコントローラーで操作すると同時にすべてのディスプレイをはっきりと読み取る必要があります。 使用者が実際の任務や業務の遂行に必要不可欠な場面の訓練演習をより正確な感覚でをリアルに体験できる次世代のVR、XRヘッドセットはかなり魅力的です。」

 

 

「Varjoの次世代の複合現実ヘッドマウントディスプレイを、コール・エンジニアリング・サービス株式会社(CESI)の新しい軍事および商業シミュレーションプログラムに利用できることをうれしく思います。強化されたVarjoXR-3の機能により、複合現実テクノロジーをより広範囲で適用し、訓練アプリケーションにおいて仮想物と物理的にそっくりなインターフェイスを統合し、シミュレーションにおけるユーザー体験の革新的な向上が提供できるでしょう。またVarjoの豊富なAPIと調整可能なソフトウェアにより、訓練システムの全体的なハードウェア設計に影響を与えることなく、特定のユーザーのニーズと条件に基づいて訓練の没入感のレベルを上げることもできます。さらにインサイドアウトトラッキングにより、エンドユーザーのセットアップ時間を短縮しながら、訓練の構成部分を簡素化することもできます。顧客サービスと技術的な柔軟性に対するVarjoの継続的な取り組みは、私たちの価値観と同じで、従来のハードウェアサプライヤーとのやり取りというよりもパートナーシップのように感じられる関係なのが良いですね。」 –コールエンジニアリングサービス株式会社、プログラムマネージャーのトーマス・ケア氏

 

 

「仮想現実と複合現実のユースケースがますます洗練されるにつれて企業はそれらを実現するためにプロフェッショナル向けの強力なワークステーションとヘッドセットが必要となってきています。」とレノボ社、ワークステーションおよびクライアントAIビジネスユニット、ゼネラルマネージャー、ロブ・ハーマン氏は言います。「Varjoとのコラボレーションを継続し、認証済みThinkStation製品を提供し、次世代の高忠実度のVRおよびXRアプリケーションをサポートできることを楽しみにしています。」

 

UltraLeap社、CEO兼代表のスティーブ・クリフ氏は次のように話しています。
「Varjoが世界をリードするハンドトラッキングを備えた製品を発売するVajroをサポート出来ることをとても誇りに思います。VarjoのXR-3とVR-3ヘッドセットは、Geminiとして知られる私たちの第5世代のハンドトラッキング技術を実現できる最初のヘッドセットであり、またハンドトラッキングを搭載した最初の複合現実ヘッドセットになります。これらはUltraleapやVarjoだけではなく、業界全体にとっても大きなマイルストーンとなり、より優れた、より自然なXR体験を生み出すことへの大きな進歩となるでしょう。」